アメリカ国務長官が5度目のイスラエル訪問へ 停戦に向けて中東諸国と協議

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アメリカ国務長官が5度目のイスラエル訪問へ 停戦に向けて中東諸国と協議

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アメリカ政府高官は3日、ブリンケン国務長官がイスラエルを含む中東諸国を訪問し停戦に向けた会談を行うと発表。同氏のイスラエル訪問は5度目となり、4日夜にアメリカを出発する予定です。パレスチナ自治区ガザでの戦闘はさらに激化し、イスラエル軍は反対勢力ハマスへの攻勢を強めて1日あたりの死者は連日100人を超えています。こうした中、アメリカは民間人の犠牲を抑えるようイスラエル政府に強く要請。ブリンケン氏は停戦の具体的な条件や今後の計画について、各国の首脳らと協議を行う方針です。
ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は今回の中東訪問にあたり、米国政府の国際エネルギー問題担当特使を務めるアモス・ホッホシュタイン氏も会談に出席すると説明。イスラエルに敵対するレバノンのイスラム教シーア派組織“ヒズボラ”への交渉と、人道支援の強化に取り組む姿勢を強調しました。レバノンの首都ベイルートでは1月2日に大きな爆発があり、イスラエル軍はハマスの幹部ら7人を殺害したと発表。ハマスに加勢するヒズボラはこの攻撃を激しく非難し、イスラエル軍に対し報復措置を示唆しています。
一方のバイデン大統領は、連日にわたりイスラエルのネタニヤフ首相と電話での会談を開催。ガザと接する国境のアクセス改善やハマスに拘束されている人質解放に向けて交渉を行っていますが、現時点で大きな進展は見られません。
ガザ地区では3日もイスラエル軍とハマスによる戦闘が続き、南部ハンユニスでは民間人を含む多くの負傷者が確認されています。ハマスが統括するガザ保健当局は同日に128人が死亡し、これまでの犠牲者は2万2,313人に上ると報告しました。

参考元:REUTERSTHE TIMES OF ISRAELThe Guardian