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日本の大手航空会社は22日、年末年始の予約状況を発表。ANA(全日本空輸)のハワイ便は過去最多の予約数を更新するなど、国際線の需要が前年と比べ増加しコロナ禍からの回復が顕著となりました。
12月28日から1月3日におけるANAの国際線利用者は14万3,917人となり、前年と比べ約1.4倍の増加を記録。ハワイ便の予約はおよそ2倍に増え、年末年始のフライトは概ね満席となっています。
一方、同時期におけるJAL(日本航空)の国際線利用者は12万6,693人で、前年比約1.2倍に上昇。JALの取締役は会見で、「渡航先はハワイのほか、韓国やタイなど日本と馴染みが深いアジア方面の人気が高まっている」と述べました。
今月23日から両社の搭乗予約は満席に近い状況が続き、日本からハワイへ訪れる観光客は1日あたりおよそ3,000人で推移しています。国際線のピークは出国が12月29日、帰国は1月3日となる見込みです。
ANA(全日本空輸)は23日、利用者によるスタッフへの迷惑行為「カスタマーハラスメント」の対策強化に取り組むと発表。乗客からの不当な要求を抑止するため、来年度に約款を改定し搭乗拒否の対象を明確に定める方針です。また、機内でトラブルが発生した際の対応やスタッフのケアにも注力し、健全で快適な環境づくりを目指すと強調。カスタマーハラスメントへの取り組みは航空業界のほか宿泊や小売業でも強化が進み、節度を越えた顧客の要求に応じない動きが国際社会で広がっています。機内の安全を妨げる行為は航空法により禁じられていますが、「法律による明確な規制がない迷惑行為への対応が課題だった」とANA側は説明。これまでの抽象的な搭乗拒否の要件を改めて、カスタマーハラスメントに該当する行為を明示し旅客サービスを向上させると述べました。
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