AIに関する規制法案 アメリカ議会上院が大手ITトップと初の協議を開催

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AIに関する規制法案 アメリカ議会上院が大手ITトップと初の協議を開催

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アメリカ議会上院は13日、大手IT企業のトップを集めAI(人工知能)に関する法整備について初の協議を開催。今後数か月にわたり会合を行い、規制法案の骨子をまとめる方針です。
会議は非公開で行われ、チャック・シューマー上院院内総務(民主党)の呼びかけで超党派の議員らが参加。”Chat GPT”を開発したオープンAIのサム・アルトマン氏やメタ(旧:フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグ氏のほか、今年7月新たなAI企業を創設したテスラのイーロン・マスク氏とマイクロソフト元CEOビル・ゲイツ氏も出席しました。
議長を務めたシューマー氏は協議後の会見で、「イノベーションと安全性の両立をテーマに、有益な意見交換が行われました。安全なAIの開発と発展に向けて、今後も専門家らと協議を行います」と説明。アメリカをはじめ世界中でAIの利用が急速に加速した状況を受け、法整備を急ぐ必要があると述べました。
一方、ソーシャルメディアのX(旧:ツイッター)を運営するマスク氏は、「法規制の骨子については多くの部分で議会と意見が一致した」とコメント。AIが間違った方向で進化した場合の影響は甚大で、法整備は事後ではなく先回りして行うべきと語りました。同氏は今年4月の会見で、「AIが一般市民に危害を及ぼすことがないよう、監督する規制機関を設けるべき」と主張。今回の会議においても同じ考えを示し、AIには審判が必要であると強調しています。
また、メタ社のザッカーバーグ氏は、「議会は積極的にAI企業と関わり、技術革新と安全保障の支援を行う必要がある」と指摘。AIに関する基本的な法案はアメリカ企業が率先して提案し、世界的な基準を策定する体制づくりが望ましいと述べました。

参考元:BBC NEWS