ハワイ州マウイ島の火災で99人が死亡し1,300人が行方不明 犠牲者の捜索は難航

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ハワイ州マウイ島の火災で99人が死亡し1,300人が行方不明 犠牲者の捜索は難航

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【重要なお知らせ】
ハワイ州知事は大規模な火災の発生により、当面のあいだマウイ島西部(ラハイナ、ナピリ、カアナパリ、カパルアを含む)への渡航を控えるよう要請しました。また、現時点でオアフ島、ハワイ島、カウアイ島、ラナイ島への渡航は認められ、火災による影響はありません。

ハワイ州マウイ島で発生した山火事について、ジョシュ・グリーン州知事は14日夜までに発見された死者が99人に上ったと発表。当初およそ1,000~2,000人とされた行方不明者は現時点で約1,300人と推測され、全ての犠牲者を発見するまでに少なくとも10日間はかかるとの見通しを示しました。州知事は落胆した面持ちで会見に臨み、「ラハイナは約1万3,000人の市民が協力し街を支えてきたが、大規模な火災により数日で全てを失ってしまった。多くの住民は避難や脱出に成功したと信じているが、残念ながら死者はさらに増えるだろう」とコメント。昼夜にわたり消防隊員らが救出にあたっていますが、犠牲者の発見と身元確認は1日あたり10~20人程になる見通しです。
新型コロナウイルスの収束でかつての賑わいを取り戻していた観光地ラハイナは壊滅し、住まいを失った多くの住民が避難場所に身を寄せています。山火事による被害額は推計で80~100億ドル(約1兆1,600億~1兆4,500億円)に上り、ラハイナ市街は2,200棟以上の建物が損壊しました。
一方でFEMA(アメリカ連邦緊急事態管理庁)のディアン・クリズウェル長官は14日、ハワイからオンラインでホワイトハウスの記者会見に参加。今後の捜索期間について明言を避けましたが、「遺体探知犬を導入し懸命な救出にあたっている。しかし、強風の影響により一部地域は火種が再燃して延焼が続き、犠牲者の捜索は難航している」と状況を説明しました。
また、マウイ郡警察は死者99人のうちDNA鑑定によって身元確認が取れた住民は、現在2人のみであると報告。ペレティエ署長は家族が行方不明になっている市民や渡航者に対し、DNA鑑定に必要なサンプルの提供を呼びかけています。

参考元:NBC NEWSBBC NEWSThe Associated Press