アメリカFBIがバイデン大統領の殺害予告をした男を射殺 ユタ州プロボ市

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アメリカFBIがバイデン大統領の殺害予告をした男を射殺 ユタ州プロボ市

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FBI(連邦捜査局)は9日、バイデン大統領や政府司法長官らに繰り返し殺害予告を行った容疑でユタ州の男を射殺したと発表。バイデン氏は同日夕方からユタ州を訪問するとSNSで告知しており、容疑者は予定を知った上で犯行計画を立てていたとみられます。射殺された男は、州都ソルトレークシティーから南に80キロ離れたプロボ市に住むクレイグ・ロバートソン容疑者(75)です。FBIは9日午前6時15分に容疑者を逮捕する目的で自宅を訪れたと述べましたが、射殺の理由など詳細は「捜査中」として明言を避けました。
ロバートソン容疑者は今年3月、バイデン氏とニューヨーク州のアルヴィン・ブラッグ検事を殺害する脅迫文をフェイスブックに投稿。ブラッグ氏はマンハッタン地区の検事を務めており、トランプ前大統領がかつて不倫関係にあった女性への口止め料を不正に処理した事件で捜査を担当しています。
容疑者は熱狂的なトランプ氏の支持者で、連邦政府のガーランド司法長官やニューヨーク州のジェイムズ司法長官を標的とした殺害予告も投稿。過去のフェイスブックには、「バイデン氏がユタに来るらしい。古い迷彩服を用意し、M24狙撃銃のほこりを払い落として待っている」との書き込みがありました。男が持つ2つのアカウントには暴力的なメッセージや武器の写真が多く投稿されており、FBIは早い段階からバイデン政権に強い恨みを持つ人物として捜査を行っていたと説明。ロバートソン容疑者の投稿は8月8日まで続き、「ユタはマルクス主義者のバイデン氏を倒した場所として有名になるだろう」と殺害予告をほのめかしていました。
一方、バイデン氏は9日午後に予定通りユタ州へ到着し、退役軍人の慰労訪問と政治資金を募るイベントに出席。ユタ州はおよそ40年にわたり共和党(野党)が優勢な地域で、バイデン氏の同州訪問は大統領就任から初となります。

参考元:BBC NEWSCNNCBS NEWS