アメリカ東部全域に強風警報が発令 悪天候で2人が死亡し110万世帯が停電

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アメリカ東部全域に強風警報が発令 悪天候で2人が死亡し110万世帯が停電

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NWS(アメリカ国立気象局)は7日、首都ワシントンを含む東部全域に竜巻および強風警報を発令。悪天候により雹(ひょう)や落雷が発生し、これまでに少なくとも2人の死亡が確認されました。嵐は勢力を強めながら移動し、テネシーからニューヨークにまたがる10州に警報が発令。現時点で110万以上の世帯が停電し、空の便にも大きな影響が出ています。
NWSは臨時声明で、「ハリケーン級の嵐や竜巻が起こり、局地的に甚大な被害をもたらす恐れがあります。広い範囲で雹(ひょう)や落雷に見舞われるため、当面は十分な注意が必要です」と警告。およそ3,000万人の市民が竜巻の警戒下にあると説明し、不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。サウスカロライナ州アンダーソンでは、15歳の少年が強風で倒れてきた木の下敷きになり死亡。アラバマ州フローレンスでは、28歳の男性が落雷に見舞われ亡くなりました。
また、アメリカ国内の空港を出発する2,600便以上が欠航したほか、約8,000便の遅延が報告されています。FAA(米国連邦航空局)は雷雨の影響で、ニューヨーク、ワシントン、フィラデルフィア、アトランタ、ボルチモアの各空港にフライト停止命令を通達。「東部を発着するフライトは危険なルートを避けて運航しなければならない」と説明し、渡航者に対し理解を呼びかけました。
一方で、停電はアラバマ州、ジョージア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、メリーランド州、デラウェア州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、テネシー州、ウェストバージニア州、バージニア州の全域で発生し懸命な復旧作業が行われています。甚大な被害を受けたテネシー州ノックスビルの公共事業委員会は、インフラの復旧までに数日かかる見通しを示しました。

参考元:The Associated PressREUTERS