カリフォルニア州デスバレーで最高気温54度を観測　アメリカ南西部に高温警報が発令

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アメリカではペンシルベニア州など北東部が豪雨に見舞われた一方、南西部は連日にわたり記録的な猛暑を観測。17日にはカリフォルニア州デスバレーで最高気温54度を記録し、アリゾナ州フェニックスも50度近くまで気温が上昇するなど危険な暑さが続いています。フェニックスは18日連続で最高気温が43度を超え、NWS(アメリカ国立気象局)は少なくとも今後1週間は同様の暑さが続くと予測。同地区のマリコパ郡では昨年425人が熱中症で死亡しており、支援団体が冷水や帽子などを市民に配布しています。
現在、アメリカ国内で高温警報と暑さによる注意報が発令されている地域は以下の11州です。
カリフォルニア州、ネバダ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、ルイジアナ州、テキサス州、アーカンソー州、ミシシッピ州、アラバマ州、オクラホマ州、フロリダ州
カリフォルニア州南東部とネバダ州西部にまたがるデスバレーは世界で最も暑い地域として知られ、1913年7月に世界史上2番目となる56.6度を記録。これまで54度以上の気温が観測された地域は世界でも稀で、公園内に設置された大きな温度計の前で記念撮影を行う観光客の姿も見られました。
NWSは17日、「アメリカの記録的な暑さは、およそ1億人の市民に影響を及ぼしています。一部の地域では日中の気温が48度を超え、夜間でも33度になる見込みです」と説明。今週の最高気温は南西部で40度前後の日が続き、南カリフォルニア、ネバダ、アリゾナでは46度に達するとして熱中症への警戒を呼びかけています。

参考元：USA TODAY・9NEWS