【7月4日更新】ハワイ州オアフ島 ホノルル東西を結ぶ高架鉄道「スカイライン」が開業

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【7月4日更新】ハワイ州オアフ島 ホノルル東西を結ぶ高架鉄道「スカイライン」が開業

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ハワイ州オアフ島の東西を結ぶ高架鉄道“スカイライン(SkyLine)”の一部区間が6月30日に開業し、始発駅のハラワ(アロハスタジアム)では記念式典が開催されました。ホノルル市のブランジャルディ市長は、「ハワイにとって歴史的で革新的な日を迎えました。全ての皆さんに心から感謝します」とコメント。式典後は開業を心待ちにしていた市民が続々と乗車し、先頭車両では写真や動画を撮影する観光客も多く見られました。
オアフ島における本格的な旅客鉄道は1947年に廃止されて以来76年ぶりとなり、当面はクアラカイ(イースト・カポレイ)からハラワ(アロハスタジアム)を結ぶ9駅およそ17キロの区間を運行。2025年夏にはレレパウア(ダニエル・K・イノウエ国際空港)を含む第2区間で運行を開始し、2031年にはクロロイア(ダウンタウン)を経由して終点のカリア(アラモアナ・センター)まで約32キロの全面開通を目指します。
6月30日より開通した区間の9駅と、今後の延伸計画は以下の通りです。

2023年6月30日より開通した区間
1.Kualaka‘I クアラカイ駅(イースト・カポレイ)
2.Keone‘ae ケオネアエ駅(ハワイ大学ウエスト)
3.Honouliuli ホノウリウリ駅(ホオピリ)
4.Hō‘ae‘ae ホーアエアエ駅(ウェスト・ロック)
5.Pouhala ポウハラ駅(ワイパフ・トランジットセンター)
6.Hālaulani ハーラウラニ駅(リーワード・コミュニティ・カレッジ)
7.Waiawa ワイアヴァ駅(パールハイランズ)
8.Kalauao カラウアオ駅(パールリッジ)
9.Hālawa ハラワ駅(アロハスタジアム)
※1.クアラカイ駅(イーストカポレイ)から9.ハラワ駅(アロハスタジアム)までの乗車時間はおよそ21分です。

2025年夏に開通予定の区間
10.Makalapa マカラパ駅(パールハーバー・ヒッカム統合基地)
11.Lelepaua レレパウア駅(ダニエル・K・イノウエ国際空港)
12.Āhua アフア駅(ラグーン・ドライブ)
13.Kahauiki カハウイキ駅(ミドルストリート・トランジットセンター)

2031年に開通予定の区間
14.Mokauea モカウエア駅(カリヒ)
15.Niuhelewai ニウヘレヴァイ駅(ホノルル・コミュニティ・カレッジ)
16.Kūwili クーヴィリ駅(イヴィレイ)
17.Hōlau ホラウ駅(チャイナタウン)
18.Kuloloia クロロイア駅(ダウンタウン)
19.Ka‘ākaukukui カアカウククイ駅(シビックセンター)

2031年以降に開通予定の区間
20.Kūkuluae‘o クークルアエオ駅(カカアコ)
21.Kālia カリア駅(アラモアナ・センター)
※1.クアラカイ駅(イースト・カポレイ)から21.カリア駅(アラモアナ・センター)までの乗車時間は約40分となる見込みです。

スカイラインの運賃は全て“HOLOカード”で支払い、“TheBus”(ザ・バス)と同じ運賃体系となります。7月4日まで無料で乗車できますがHOLOカードが必須となり、カードの代金は2ドル、乗車には別途3ドル以上のチャージが必要です。地元のコンビニエンスストアや各駅入口の券売機、TheBusの”パスオフィス(Pass Office)”にて購入が可能で、運賃は大人1回の乗車につき一律3ドル、1日券は7.5ドル。平日は午前5時から午後7時まで、土日祝日は午前8時から午後7時まで10分に1本の間隔で運行します。
スカイラインは日立製作所グループの日立レール社が受注し、車両製造や信号通信システムのほか運営とメンテナンスを担当。同鉄道はアメリカ初の自動運転で、郊外に設けられたオペレーションセンターにて運行を管理するシステムが導入されました。1編成4両で運行し、乗車人員は最大800人と市営バス10台分の輸送能力を誇るとHART(ホノルル高速鉄道輸送機構)は説明。車両には虹のイラストが施され、車内には自転車やサーフボードを置けるスペースも用意されています。
HART側は運行開始から1年後には1日あたり8,000人から1万人が利用し、全面開通した際は1日あたり8万5,000人まで利用者が増えると予測。一方で資金不足などの影響により、ホノルル中心部のクークルアエオ(カカアコ)とカリア(アラモアナ・センター)の2駅は着工が遅れています。HARTのロリ・カヒキナCEOは、「アラモアナ・センターまでの開通は不可欠であり、関係者と協力し早期に計画を進めたい」と路線の延伸に意欲を示しました。
高架鉄道の開通によりホノルル市内は車の利用が減り、道路の渋滞緩和や二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減につながると期待されています。スカイラインの時刻表や各駅に関する詳細は、ホノルル市のスカイライン公式サイトをご確認ください。

参考元:Honolulu City News ReleaseHAWAII NEWS NOWkhon2