アメリカで同日に冬と真夏の異常気象 ロサンゼルス近郊では猛吹雪の恐れ

スマホでESTA申請はこちら 出発の72時間前までにお願いします
Menu

アメリカで同日に冬と真夏の異常気象 ロサンゼルス近郊では猛吹雪の恐れ

  • アメリカ
  • カリフォルニア州
  • ロサンゼルス
  • 気象情報
  • 渡航情報

更新日 : 配信日 :

【アメリカ国内の新型コロナウイルス最新情報はこちら】

アメリカは22日から23日にかけて広い範囲で厳しい寒さに見舞われ、29州で寒波に伴う警報を発令。この影響で国内・国際線あわせて1,700便以上のフライトが欠航となり、およそ7,000便が遅延しました。NWS(アメリカ国立気象局)は温暖なカリフォルニア州サンフランシスコやロサンゼルス近郊でも吹雪になる恐れがあるとして、市民と渡航者に警戒を呼びかけています。
フライト情報サイト“FlightAware”によると、23日午前2時の時点でアメリカを発着する1,771便が欠航。ユナイテッド航空・デルタ航空・アメリカン航空・アラスカ航空・スカイウェスト航空は提携のローカル路線を含めて400便以上が欠航となり、デルタ航空は300便以上の運航中止を発表しました。また、22日時点で6,400便の遅延が報告され、運航状況の混乱は週末まで続くと予想されます。
悪天候によりミネアポリス・セントポール国際空港(ミネソタ州)、デンバー国際空港(コロラド州)、デトロイト メトロポリタン ウェイン郡空港(ミシガン州)、ジェネラル・ミッチェル国際空港(ウィスコンシン州)、シカゴ・オヘア国際空港(イリノイ州)では多くの渡航者が今も足止めとなり、各航空会社は予約変更またはキャンセル手続きを無料で行うと発表。北米大陸全体に発達した高気圧と低気圧が入り混じり、カナダのトロント・ピアソン国際空港(オンタリオ州)でも欠航が相次ぎ、渡航者に大きな影響が出ています。
半数以上の州が厳しい寒さとなる一方、南部フロリダ州やルイジアナ州では気温が30度まで上昇。テキサス州では34度を超え真夏のような暑さとなり、22日はアメリカで記録的な気温差が報告されました。
極端な気温差についてNWSは、数年前から続く気候変動による影響と説明。24日はミネソタ州ミネアポリスやカリフォルニア州ロサンゼルスを中心に雪や風が強まるとして、地元気象当局はブリザード(猛吹雪)警報を発令しました。ニューヨーク州など東海岸でも低気圧の通過に伴い積雪や強風が予想され、各地域で冬の嵐による影響がある見込みです。

参考元:Cable News NetworkFlightAwareSan Francisco Chronicle