「ハワイ最後の王女」カワナナコア氏が96歳で死去 王国時代を伝える象徴的な存在

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「ハワイ最後の王女」カワナナコア氏が96歳で死去 王国時代を伝える象徴的な存在

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現地時間の11日、ハワイ王族の末裔アビゲイル・カワナナコア氏がハワイ州オアフ島の自宅で逝去。96歳でした。19世紀末のアメリカ併合前にハワイ王国を治めた一族の末裔で、「最後の王女」と呼ばれ長年にわたり市民から親しまれてきました。
かつての王族公邸であるイオラニ宮殿の関係者は12日、「オアフ島ヌウアヌの自宅で配偶者に見守られながら安らかに息を引き取りました」と発表。死因は明らかにされていませんが、近年は健康状態の悪化が伝えられていました。
カワナナコア氏は1926年にホノルルで生誕。ハワイ州プナホウ・スクールを卒業した後、上海のアメリカンスクールとカリフォルニア州ベルモントのノートルダム高校にて教育を受けました。幼いころ王子の妃だった母方祖母の養子に迎えられ、貴族文化の中で育ったと明かしています。ネイティブハワイアンへの支援や環境保護を積極的に行い、生涯にわたり先住民が築き上げた文化の継承に力を注ぎました。同氏はハワイ王国の終焉から30年以上経過したのち正式に王族子孫と認められましたが、公式な肩書を持ちません。ハワイでは別の王族子孫であるオワナ・カオヘレラニ氏が、王家当主を名乗っています。
同州のジョシュ・グリーン知事は声明で深い悲しみと哀悼の意を述べ、全州政府に半旗の掲揚を通達しました。

参考元:HAWAII NEWS NOW