ハワイ真珠湾攻撃から81年 日米合同の追悼式典とパレードがホノルルで開催

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ハワイ真珠湾攻撃から81年 日米合同の追悼式典とパレードがホノルルで開催

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太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃から81年を迎えた12月8日、今年もハワイで日米合同の追悼式典が行われました。1941年の旧日本軍による真珠湾攻撃では、アメリカ兵2,403人が死亡。元海軍兵士らが式典に出席し、戦没者に哀悼と敬意を表しました。
式典はヒッカム統合基地で行われ、攻撃で撃沈された戦艦アリゾナの上に設けられた「アリゾナ記念館」には多くの関係者が参列。今年は3年ぶりに一般市民の参加も認められ、攻撃が始まった午前7時55分に黙とうが捧げられました。
当時の様子を知る元兵士は歳月と共に減少し、今年は9人が出席。式典にビデオメッセージを寄せた101歳の退役軍人ルー・コンター氏は、「真珠湾で起きた出来事や時代背景を、若い世代に伝え理解していただくことが重要です。両国の未来を担うためにも、学校で戦争について学んでください」とコメント。式典の途中には虹がかかる一幕もあり、感動的な景色に包まれました。
一方、当時19歳で海軍水兵として従軍していたジャック・ホルダー氏は会場で、「81年前の12月8日は驚きと恐怖が同時に湧き、戦艦アリゾナが沈む姿を見て祈りを捧げることしかできませんでした」と説明。当時の様子を振り返り、今でも昨日のように目に浮かぶと静かに語りました。
また、当日の夜はワイキキ・カラカウア通りで戦没者を偲ぶ盛大なパレードが開催。10の楽団に所属するメンバー約2,000人が楽曲を奏で、フォート・ドロシーからカピオラニ公園まで行進しました。
式典とパレードの主催者は、「アメリカと日本は複雑な歴史を辿りましたが、安全保障条約を結び同盟国となりました。今後も相互協力を念頭に置き、真珠湾の出来事を次世代へ伝えることが私たちの役目です」とコメント。今回81周年を迎えた追悼式典のテーマは、「永遠の遺産」であると述べました。

参考元:HAWAII NEWS NOW