シカゴ市で窃盗事件が急増　11月末までの犯罪発生件数は昨年比41％増加

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中西部イリノイ州のシカゴ市警は、11月末までの犯罪発生件数について言及。前年と比べ41％増加し、犯罪が急増していると述べ強い警戒を呼びかけました。特に金品の強盗や窃盗、自動車の盗難被害が多いと説明。過去1週間以内の犯罪件数は強盗22％、窃盗58％、自動車盗難は242％も増加しています。事態を重く見た警察は市民に外出時の注意喚起を促し、防犯対策の強化に乗り出しました。シカゴを含むアメリカへ渡航する際は、十分な警戒をお願いします。

公共交通機関内での防犯対策

• 電車のドアが閉まる際に携帯電話や貴重品を奪われる事件が頻発しているため、ドア付近の着席を避けてください。利用の際は乗務員の目が届く先頭車両を選び、バスに乗車する際は運転手の近くに着席しましょう。
• タクシーに乗車した際はすぐに友人や家族に電話をかけ、帰宅または目的地へ到着する時間を伝えましょう。
• 電車・バス・タクシー内では絶対に居眠りをせず、周囲に隙を見せないようにしましょう。

外出時の防犯対策

• 意図的に車両へ追突し、被害者が降車した際に車を奪う事件が増加しています。走行中に後部から追突された際は後車の運転手や特徴を見極めて、車から降りずに911(警察・救急・消防)へ通報しましょう。運転の際はドライブレコーダーの使用を強く推奨します。
• ズボンの後部ポケットに貴重品やスマートフォンを入れず、肩掛け鞄などに収納しましょう。
• 歩行中のヘッドフォン着用は、窃盗犯に狙われやすい傾向にあります。スマートフォンを見ながらの歩行も避け、周辺の注意を怠らないようにしましょう。
• 夜間は路地や暗い場所での強盗や暴行被害が報告されています。通行人が少ない場所に立ち入ることなく、男性も夜間の単独行動は避けましょう。
• 路上での物品販売を装い、貴重品を盗む犯罪が横行しています。貴重品やスマートフォン、パスポートは肌身離さず厳重に管理しましょう。
• レストランやバーなどの飲食店では、常に貴重品を管理してください。テーブル上にスマートフォンを置いたままでの離席は避けましょう。

自宅や宿泊先での防犯対策

• 渡航者は面識のない地元市民を、宿泊先へ入室させないようにしてください。
• 工事や清掃、配達などを装って部屋へ侵入するケースが増えています。突然の訪問者はドア越しに対応し、身に憶えのない注文や不要なサービスを提示された際は速やかにホテルフロントか911へ通報しましょう。
• 貴重品は型式・シリアル番号・写真などを予め控えておきましょう。また、パスポート情報は手帳などに記載しておくことで紛失時のトラブル軽減に繋がります。
• 自宅が留守である状況が周囲に伝わらないよう、旅行中はなるべくSNSの画像投稿を控えましょう。特に１人暮らしの部屋を狙った空き巣が増えているため、長期不在の際は十分な注意が必要です。

在シカゴ日本国総領事館では渡航者の緊急時や万一の被害に備え、24時間対応の電話窓口を設けました。現地で犯罪に巻き込まれた場合は事情を説明し、盗難や強盗被害にあった場合はすぐに911へ通報してください。
在シカゴ日本国総領事館
電話：(312)280-0400(24時間対応)
Email：ryoji1@cg.mofa.go.jp