米国運輸保安庁(TSA)で働く犬のチームが話題

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米国運輸保安庁(TSA)で働く犬のチームが話題

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ワシントン州では、ある特殊な能力を持った犬のチームが話題となっています。
その特殊な能力を持つ犬のチームはワシントン州のダレス国際空港に「勤務」しており、”Extraordinary-Dogs”という本で紹介されています。本によると犬のチームは爆発物を探知する専門家であり、その稀な能力の訓練方法や探知犬として活躍する姿を写真と共に伝えています。この本では全米で働く50頭以上の働く犬と飼い主に焦点を当てており、他にも特別な能力を活かして活躍する犬の姿が掲載されています。
また、探知犬のトレーニングや乗客のスクリーニング方法、旅行者を危険から守るために探知犬と共にチームとして働くマインドをトレーナーが自身の言葉で語っています。
ダレス国際空港で活躍する米国運輸保安庁(TSA)の探知犬は、フォックスレッド・ラブラドール・レトリバーのフィンリー、ゴールデン・レトリバーのタフィー、ジャーマン・ショートヘア・ポインターのハルクとオーレル、黒いラブラドール・レトリバーのボーです。
探知犬は爆発物に関与する原料や痕跡などを察知するため、旅行者の匂いを嗅ぐよう訓練されています。
米国運輸保安庁(TSA)には爆発物探知犬が1,000頭以上おり、危険や犯罪を防ぐため空港のチェックポイントで乗客のスクリーニングを行っています。
米国運輸保安庁(TSA)の探知犬とトレーナーは、テキサス州サンアントニオのラックランド空軍基地の敷地内にある”TSA National Canine Training Center”で集中的なトレーニングを受ける必要があり、その期間は16週間にもおよびます。
アメリカではこれまでも多くの犯罪組織が暗躍し、一般市民にもその被害が及ぶことが少なくありません。特に麻薬や爆発物を海外から持ち込む危険人物は空港等での厳重なチェックにてスクリーニングされますが、様々な手段を使っても危険物の持ち込みが後を絶ちません。アメリカは世界の中でも厳重なテロ対策に取り組んでおり、今後もチェック体制が強化されることが予想されます。ワシントン州では危険物や可燃物の持ち込みについて厳格なチェック体制で臨むとともに、市民と渡航者に向けて危険物を所持しないよう注意を呼び掛けています。

参考元:TSA Local Press Release
https://www.tsa.gov/news/releases/2019/10/22/tsa-canine-teams-featured-new-book-about-canine-heroes