モロカイ島など約700エーカー(87万坪)の土地がハワイ州の遺産保護区域に指定

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モロカイ島など約700エーカー(87万坪)の土地がハワイ州の遺産保護区域に指定

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BLNR(ハワイ州土地天然資源委員会)は4月28日、合計700エーカーにおよぶ貴重な土地を取得し州の遺産としてLLCP(レガシー土地保護プログラム)の保護区域に指定したと発表しました。購入資金は同プログラムからの902万8,000ドルと、LLCF(ハワイ土地保護基金)から支給された約635万ドルを利用したと説明。保護区域に指定された土地はハワイ州政府と、先住民族が運営する民間の非営利団体によって管理されます。今回ハワイのLLCPに登録された地域は以下の4か所です。

  • マコレラウ(モロカイ島):515.75エーカー(約63万坪)
  • ホオクアイナ(オアフ島):116.49エーカー(約14万2,000坪)
  • カウルアカラナ(オアフ島):59.27エーカー(約7万2,000坪)
  • キプカクレアナ(カウアイ島):3.45エーカー(約4,200坪)

※1エーカー=1,224坪で算出(東京ドームは約12エーカー)

LLCP(レガシー土地保護プログラム)は、州内の自然や歴史的な場所の保護を目的として土地を取得します。特に先住民族が築いた文化保全に注力し、生態系を含むハワイ州内の希少な地域を遺すためにこれまでも様々な管理運営を行ってきました。DOFAW(土地天然資源局林業野生生物課)のドーン・チャン議長は会見で、「我々は遊歩道の整備などを通じて土地を管理し、自然保護や生態系の保全に貢献する団体です。ハワイ州内には先住民が守ってきた素晴らしい自然と文化が息づいており、永久的な保護を目指して今後も貴重な土地を取得する予定です」とコメント。州政府を中心に官民一体で協力し、環境保護に取り組む姿勢を強調しました。また、DLNR(ハワイ州土地自然資源局)では保護区域として購入する土地の条件に、以下の特定要件を定めています。

  • 美的景観を有する地域、考古学的または貴重な資源がある地域
  • 絶滅危惧種または絶滅が予測される生態系の生息地として価値を持つ地域
  • 著しい自然への被害または希少な生態系へ悪影響を及ぼす危険がある地域
  • 自然破壊による環境の悪化や地価の下落が予想される地域
  • 盗難または破壊の恐れがある考古学的または貴重な資源がある地域
  • 生産性または希少性が高い農作物などの耕地

参考元:DLNRHAWAII State of Government