【5月15日更新】アメリカ政府 国外からの渡航者に対するワクチン接種義務が5月11日を以て撤廃へ

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【5月15日更新】アメリカ政府 国外からの渡航者に対するワクチン接種義務が5月11日を以て撤廃へ

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【重要なお知らせ】

アメリカの新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う水際対策(入国制限)は、5月11日を以て撤廃されました。現在は空路のほか、海路・陸路で入国する渡航者も英語で記載されたワクチン接種完了証明書(海外渡航用新型コロナウイルスワクチン接種証明書)の提示は不要です。また、渡航時に必須としていた以下の書類提出も必要ありません。

  • CDC(アメリカ疾病予防管理センター)指定の宣誓書
  • CDC(アメリカ疾病予防管理センター)への情報提供書

アメリカ政府は5月1日、国外からの渡航者に対し義務付けている2回以上の新型コロナウイルスワクチン接種証明書の提示を11日に撤廃すると発表。バイデン大統領は緊急事態宣言に含まれる大半の条項について4月10日付けで終了を認める法案に署名しており、5月11日を以て完全に廃止すると明言しました。ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官を務めるアシシュ・ジャー氏は、「各国でワクチン接種が普及したことや、多くの市民が感染したことで一定の免疫効果が獲得できた点を踏まえて公衆衛生上における緊急事態宣言の解除を正式に決定した」と説明。アメリカではピークとなった昨年1月上旬に1日あたり100万人の新規感染者と2,000人以上の死亡が報告されていましたが、現時点における1日あたりの死者は10人前後と大幅に減少しました。新規感染者は1日あたりおよそ2,000人となり、国内の医療機関はコロナ禍前の落ち着きを取り戻しています。世界各国で感染状況が収束に向かっている状況を鑑みて、当初よりバイデン氏が予定していた5月11日を以て空路での入国制限(水際対策)は撤廃となります。
アメリカ政府の発表を受け、各国の旅行業界団体は1日に歓迎の意を表明。米国旅行業界団体の代表者は、「ワクチン接種義務は国外渡航者の入国を妨げていた障壁であり、完全に撤廃されることで業界と我が国は再び発展するだろう」と述べました。
5月1日時点におけるアメリカ国内の累計感染者は1億667万8,503人で、これまでに112万3,836人の死亡を確認。感染者・死者数ともに世界最多となっています。回数別のワクチン接種率は1回81.3%・2回69.4%・3回40%で、これまでに6億7,544万回の接種が行われました。
また、パンデミックから脱する動きは世界各国で相次ぎ、すでに新規感染者の集計や感染経路の追跡を中止した国や地域が増加しています。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)も11日の緊急事態宣言解除に伴い、各自治体の感染率と医療機関のキャパシティを判定する“コミュニティレベル”の報告を来週中に終了する方針です。

参考元:REUTERSABC News NetworkGlobal NEWS