アメリカ大統領首席補佐官 新型コロナウイルス調整官を務めたザイエンツ氏を起用

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アメリカ大統領首席補佐官 新型コロナウイルス調整官を務めたザイエンツ氏を起用

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バイデン大統領は27日、来月退任するロン・クレイン大統領首席補佐官(61)の後任に、ジェフ・ザイエンツ氏(56)の起用を発表。バイデン氏は来年行われる大統領選への出馬を表明しており、最側近としてザイエンツ氏が再選戦略の陣頭指揮を執るとみられます。大統領首席補佐官はホワイトハウスの統括役も担い、大統領に次ぐ実質的な政権のナンバー2であるとバイデン氏はコメント。上院議員時代から36年にわたり支えてきたクレイン氏に労いの言葉を送りました。クレイン氏は退任の理由について、「バイデン政権が任期の折り返しとなり、上層部を刷新する時期を迎えました」と説明。バイデン氏に書簡で退任の意向と感謝の意を伝えたと述べました。
一方、新たに大統領首席補佐官に起用されるザイエンツ氏は、2022年のバイデン政権発足直後から新型コロナウイルス対策調整官として辣腕(らつわん)を発揮。ワクチンの普及に尽力し、オバマ政権でも新たな医療保険制度の導入に際して重要な任務を果たしました。コンサルタント会社出身のザイエンツ氏は卓越した分析能力と優れたリーダーシップが高く評価され、2014年から3年間にわたりNEC(国家経済会議)委員長を務めた経歴も持ちます。
アメリカでは関係者からの告発により、トランプ氏とバイデン氏に続きペンス前副大統領も退任後に機密文書を持ち出していたことが判明。政府高官の機密文書に対する管理体制に与野党から批判が集中し、首席補佐官に就任するザイエンツ氏は問題解決に向けた調整が直近の課題となります。

参考元:REUTERSBBC NEWS