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アメリカでは22日から広い範囲で記録的な寒波に見舞われ、暴風雪などの影響でこれまでに少なくとも46人の死亡を確認。各航空会社のスケジュールも大幅に乱れ、24日と25日の2日間で計6,400便が欠航となりました。特にアメリカ中部と東部にかけて甚大な被害が報告され、現時点で15万以上の世帯が停電となっています。
寒波の影響はカナダとメキシコの国境付近まで及び、ニューヨークやオハイオなど12州が大雪警報や非常事態宣言を発令。オハイオ州では幹線道路で起きた交通事故で4人が死亡し、ニューヨーク州エリー郡でも閉じ込められた車内などから複数名の遺体が発見されました。また、長引く猛吹雪の影響で救急隊員がたどり着けず、2人の患者が命を落とすなど郡内で16人の死亡が報告されています。ポロンカーズ郡長は死亡した市民に冥福を祈り、「予期せぬクリスマス休暇となったことを非常に残念に思います」とコメント。急激な気温低下と猛吹雪により今後も犠牲者が増える恐れがあるとして、強い警戒を呼びかけました。
NWS(アメリカ国立気象局)は24日、ニューヨーク市セントラルパークの最高気温が氷点下9度と報告。過去150年間の統計において、クリスマスイブの最高気温としては史上2番目に低い水準となりました。
空の便は19日から悪天候により欠航や遅延が相次ぎ、各地の空港では国内・国際線ともに大きな影響が出ています。24日はおよそ3,400便が欠航し、8,600便以上が遅延。25日は約3,000便の欠航と6,700便以上に遅れが生じました。寒波は26日もアメリカ上空に停滞すると見られ、当面のあいだ運航スケジュールの混乱が続くと予想されます。
更新日 : 2024年4月23日
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