アメリカで新型コロナウイルス後遺症の関連死3,544人に CDCが調査結果を発表

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アメリカで新型コロナウイルス後遺症の関連死3,544人に CDCが調査結果を発表

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CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は14日、国内における新型コロナウイルスの後遺症に関する調査結果を発表。2020年1月から今年6月までに後遺症が原因で死亡した方は少なくとも3,544人に上り、78.4%が65歳以上と報告しました。新型コロナウイルスの後遺症に関する詳しい調査は今回が初めてとなります。
調査はCDCの人口動態統計部が担当し、新型コロナウイルスで亡くなった約102万人の死亡診断書をもとに分析。10月7日までの報告書によると、国内で死亡したおよそ8割が白人、1割が黒人、1割がアジア・中東系となっています。後遺症には「ブレインフォグ」と呼ばれる思考や記憶に障害を与える症状のほか、呼吸器や心臓に悪影響を及ぼす深刻な症例もあったと説明。常に倦怠感がつきまとい、長引く後遺症によりやむなく休職や退職を強いられるケースも多く見られたと述べました。
新型コロナウイルスのパンデミックは収束の兆しを見せていますが、「ロング・コビッド」と呼ばれる後遺症は世界各地でも報告されています。CDCは今後さらに多くの方が後遺症を訴えると予想しており、高齢者に向けてワクチン接種とマスク着用など感染対策の重要性を訴えました。
なお、アメリカ国内におけるワクチン接種率は1回目80.62%、2回目68.86%、3回目39.87%となっています。接種回数は中国・インドに次ぎ世界3位で、およそ6億5,800万回の接種が行われました。

参考元:CNBC