ハワイ市民は全米で最も長寿 CDCが2020年アメリカ国内の州別平均寿命を発表

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ハワイ市民は全米で最も長寿 CDCが2020年アメリカ国内の州別平均寿命を発表

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CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は、2020年における国内各州の平均寿命に関するデータを発表。ハワイ州における男女総合の平均寿命は80.7歳で、全米で最も長寿な地域であると報告しました。
今回CDCが発表した統計は「全国人口動態統計レポート・アメリカ合衆国州別生命表2020」で、今年8月下旬に資料を公開。新型コロナウイルスの影響によりアメリカを含む複数の国で前年と比べ平均寿命が大幅に低下しましたが、ハワイ州は若干の差にとどまっています。
州内における男性の平均寿命は77.6歳、女性は83.8歳でいずれも国内1位。65歳からの余命は男性が19年、女性は22.7年で平均21年となり、アメリカで最も余命が長い州と報告しました。
CDCはハワイの温暖な気候やスローライフを楽しむ生活様式が長寿に起因していると指摘。喫煙率と肥満率の低さのほか、充実した医療保険制度も余命の長さに関与すると述べています。
アメリカ国内における平均寿命の上位10州は下記の通りです。(2020年度)

1位:ハワイ州 80.7歳(総合平均) 77.6歳(男性)/83.8歳(女性)
2位:ワシントン州 79.3歳(総合平均) 76.9歳(男性)/81.6歳(女性)
3位:ミネソタ州 79.1歳(総合平均) 76.8歳(男性)/81.4歳歳(女性)
4位:カリフォルニア州 79.1歳(総合平均) 76.2歳(男性)/82.0歳(女性)
5位:マサチューセッツ州 79.0歳(総合平均) 76.5歳(男性)/81.5歳(女性)
6位:ニューハンプシャー州 78.9歳(総合平均) 76.4歳(男性)/81.5歳(女性)
7位:ヴァーモント州 78.8歳(総合平均) 76.1歳(男性)/81.4歳(女性)
8位:オレゴン州 78.8歳(総合平均) 76.3歳(男性)/81.3歳(女性)
9位:ユタ州 78.6歳(総合平均) 76.7歳(男性)/80.6歳(女性)
10位:コネティカット州 78.4歳(総合平均) 75.6歳(男性)/81.3歳(女性)
※順位は65歳からの余命を含む総合点で算出

男女総合の平均寿命は77.0歳で、男性74.2歳・女性79.9歳となりました。2019年における男女総合の平均寿命は78.8歳でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり2021年度はさらに短命になるとCDCは指摘しています。
長寿の市民が多い州はハワイのほか北東部に集中する一方、南部では寿命が短い傾向にあります。最下位のミシシッピ州における平均寿命は71.9歳、ルイジアナ州73.1歳(49位)、アラバマ州73.2歳(48位)、ケンタッキー州73.5歳(47位)、テネシー州73.8歳(46位)、アーカンソー州73.8歳(45位)、オクラホマ州74.1歳(44位)と下位を独占。パンデミックで仕事や生活基盤が不安定になり、アルコールと薬物の過剰摂取による死因の増加も寿命低下の一因であると説明しました。
なお、2020年におけるハワイ州内の死因は心臓病が3,698人で最も高く、がん(2,478人)、不慮の事故(673人)、新型コロナウイルス(322人)となっています。新型コロナウイルスで死亡した市民の約半数が75歳以上で、高齢者は今後も定期的なワクチン接種と十分な感染対策が必要との考えを示しました。

参考元:CDC