アメリカ カリフォルニア州の山火事で周辺住民6,000人に避難命令 非常事態を宣言

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アメリカ カリフォルニア州の山火事で周辺住民6,000人に避難命令 非常事態を宣言

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現地時間の22日、アメリカのカリフォルニア州ヨセミテ国立公園付近で大規模な山火事が発生。州当局は周辺に住むおよそ6,000人の市民に避難命令を発令し、厳重な警戒を呼びかけています。
翌23日も鎮火の目途が立たず、同州のニューサム知事は非常事態を宣言。これまでにおよそ57平方キロメートルの森林が焼失し、住宅など10棟以上の建物が火事の被害に遭ったと報告されています。周辺では3,100軒の住宅や店舗で停電が発生し、復旧の目途は立っていません。現在も懸命な消火活動が続けられていますが、2,000棟以上に被害が及ぶ恐れがあるとして住民は避難生活を送っています。
ヨセミテ国立公園は樹齢2,000年を超える絶滅危惧種の大木「ジャイアント・セコイア」が自生していることで知られ、地元市民や観光客に親しまれてきました。アメリカ西部ではこれまでも大規模な山火事に見舞われており、今回の被害で貴重な樹木が失われると気象の専門家は指摘。特にカリフォルニア州では過去数十年のあいだに深刻な干ばつが頻発し、今年6月から各地で自然発火とみられる火災が相次いでいました。
ジャイアント・セコイアが自生するヨセミテ国立公園はカリフォルニア州マリポサ郡に所在し、ロサンゼルス市街から車でおよそ6時間の場所に位置する自然豊かな観光地です。

参考元:USA TODAY