アメリカCDCがサル痘の警戒レベルを引き上げ 世界の感染者が1,000人を超える

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アメリカCDCがサル痘の警戒レベルを引き上げ 世界の感染者が1,000人を超える

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CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は天然痘に似た感染症「サル痘」の感染拡大を受け、渡航警戒レベルを更新。3段階で2番目に高い水準となるレベル2(渡航に厳重な注意が必要)に引き上げました。CDCは一般市民にとって感染リスクは低いと述べる一方、身体に原因不明の発疹が現れた場合は発熱の有無に関わらず早急に医師の診察を受けるよう勧告しています。
CDCがサル痘に関して策定した渡航警戒レベルは以下となります。

  • レベル1 (渡航に注意が必要)
  • レベル2 (渡航に厳重な注意が必要)
  • レベル3 (不要不急の渡航自粛を要請)

※新型コロナウイルスとは異なる区分を設定し、渡航先ごとにサル痘の警戒レベルは指定していません。

サル痘に感染した場合は顔や手に現れる特徴的な発疹のほか、発熱・頭痛・リンパ節の腫れなどの症状が報告されています。これまでは主に中央および西アフリカ特有の感染症とされてきましたが、今年に入りヨーロッパやアメリカでも症例を確認。現時点で29か国、計1,019人の感染者が報告されています。特にヨーロッパでの症例が多く、英国(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドを含む)302人、スペイン198人、ポルトガル153人となっています。北米ではカナダ80人、アメリカは30人の感染が報告されました。
現時点でサル痘の感染者が確認された国・地域は以下の通りです。
アメリカ、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ジブラルタル、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、ラトビア、マルタ、メキシコ、モロッコ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、UAE(アラブ首長国連邦)、英国(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドを含む)
感染者は主に男性で、アフリカを含む国外への渡航歴がある方が多い傾向にあるとCDCは指摘。しかし、直近では国外への渡航歴のない女性の症例も報告されているため、症状が疑われる方との接触を避けるよう呼びかけています。

参考元:Cable News Network