アメリカCDCが感染症危険レベルの基準を改定 国外への渡航に警戒を呼びかけ

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アメリカCDCが感染症危険レベルの基準を改定 国外への渡航に警戒を呼びかけ

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CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は4月18日、世界各国の新型コロナウイルス感染状況に基づく感染症危険レベルの基準を改定しました。最大のレベル4(非常に感染リスクが高い)について、今後は新規感染者が極端に急増した場合や医療崩壊など「特殊で深刻な状況」に該当する地域のみ適用するとしています。また、ワクチン接種率や入院率などの要因も踏まえ、各国のレベルを考慮すると説明。CDCが策定した新たな基準は以下の通りです。

CDCの新たな感染症危険レベル
レベル4:特殊で深刻な感染状況
レベル3:感染リスクが高い
レベル2:感染リスクが中程度
レベル1:感染リスクが低い

なお、リスクを評価するための十分なデータが報告されていない地域は「不明」に分類されます。
CDCの感染症危険レベルの対象は約240の国・地域ですが、18日に更新したリストにレベル4の該当地域はありません。レベル1から3はこれまでと同様、過去28日間における10万人あたりの感染者数を基準に分類が行われます。レベル3(感染リスクが高い)は日本やイギリスを含む122の国・地域が指定され、政府は市民に対し該当地域への渡航に際し警戒を呼びかけています。
現在、レベル3に指定されている国・地域は以下の通りです。

レベル3の国・地域(4月21日現在)
日本、イギリス、韓国、アルバニア、アンドラ、アンギラ、アンティグアバーブーダ、アルゼンチン、アルバ、オーストラリア、オーストリア、バーレーン、バルバドス、ベラルーシ、ベルギー、ベリーズ、バミューダ、ブータン、ボネール、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブラジル、ブルネイ、ブルガリア、カナダ、ケイマン諸島、中央アフリカ共和国、チリ、コスタリカ、クロアチア、キューバ、キュラソー、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、ドミニカ、イースター島、エクアドル、エジプト、エルサルバドル、エストニア、フィジー、フィンランド、フランス、フランス領ポリネシア、ジョージア、ドイツ、ジブラルタル、ギリシャ、グレナダ、グアドループ、グアテマラ、ガーンジー、ホンジュラス、香港特別行政区、ハンガリー、アイスランド、インドネシア、イラン、アイルランド、マン島、イスラエル、イタリア、ヨルダン、コソボ、クウェート、ラオス、ラトビア、レバノン、リビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マレーシア、モルディブ、マルタ、マルティニーク、モーリシャス、メキシコ、モルドバ、モナコ、モンゴル、モンテネグロ、オランダ、ニュージーランド、北マケドニア、ノルウェー、オマーン、パナマ、パプアニューギニア、パラグアイ、ポーランド、ポルトガル、カタール、ルーマニア、ロシア、サンバルテルミー、セントルシア、サンマルタン、セントビンセント及びグレナディーン諸島、サンマリノ、セルビア、セイシェル、シンガポール、シントユースタティウス、シントマールテン、スロバキア、スロベニア、ソマリア、南スーダン、スペイン、スリナム、スウェーデン、スイス、タイ、トリニダード・トバゴ、チュニジア、トルコ、ウルグアイ、ベトナム、UAE(アラブ首長国連邦)、ジャージー(英国王室領)、レユニオン(フランス領)

今回のCDCによる基準改定に伴い、アメリカ内務省はあらためて各国の渡航警戒レベルについて言及。
政府およびCDCはレベル3の国・地域へ渡航する際に、複数回のワクチン接種を勧告しています。
現在、日本の渡航警戒レベルは3に指定され、アメリカ政府は不要不急の渡航自粛を要請しています。
アメリカ内務省が定める渡航警戒レベルは以下の通りです。

アメリカ内務省の渡航警戒レベル
レベル4:渡航中止勧告(退避勧告)
レベル3:不要不急の渡航自粛を要請
レベル2:渡航に注意が必要
レベル1:通常の予防措置を講じる

CDCおよびアメリカ内務省がレベル2に指定している地域はペルー、南アフリカ、スリランカなど12か国。レベル1はアフリカ諸国やインド、フィリピンなど55か国。不明はカンボジアやアフガニスタンなど51か国となっています。

参考元:Cable News Network