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アメリカ東部では現地時間9月1日から2日未明にかけて、ハリケーン「アイダ」による記録的な豪雨を観測。各地で洪水や浸水などの被害が報告され、地下鉄など交通機関にも大きな影響を及ぼしました。ハリケーンの被害により国内で少なくとも50人以上の死亡を確認し、ニューヨーク州やニュージャージー州では現在も非常事態宣言が発令されています。
8月末にルイジアナ州などアメリカ南部に上陸したハリケーン「アイダ」は、次第に熱帯低気圧に変わりアメリカ国内を北上。上陸したニューヨーク市では豪雨による大量の雨水が道路にあふれ、車や地下室に閉じ込められた18人の死亡が報告されています。さらに、中心部マンハッタンでは地下鉄も浸水し、駅構内や運行できなくなった車両から数百人を救助。周辺の空港では運航を休止するなど大きな影響が出ましたが、再開に向けて対応が進められています。
ニューヨーク州と隣接するニュージャージー州では竜巻も発生し、少なくとも25人が死亡。北東部ペンシルベニア州で4人、メリーランド州、コネチカット州、バージニア州でも1人の死亡が確認されました。
甚大な被害が続くなか、バイデン大統領はハリケーン「アイダ」により大きな影響を受けた南部ルイジアナ州を9月3日に訪問。地元知事や市長らと面会し、被害について報告を受けました。バイデン氏は会見で、「ハリケーンの被害によって荒廃したコミュニティの支援を約束します」と宣言。修復に向けて尽力する意向を強調し、被害が収束するまで必要な支援を行うと述べました。また、ハリケーンや豪雨など危機的な状況下にも耐えうるインフラや法整備の必要性を訴え、立法化と特別予算の計上を示唆しています。
参考元:Cable News Network
https://edition.cnn.com/2021/09/03/weather/ida-eastern-us-flooding-friday/index.html
https://edition.cnn.com/2021/09/03/politics/biden-hurricane-ida-travel-louisiana/index.html
更新日 : 2024年3月25日
更新日 : 2024年2月3日
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更新日 : 2023年10月1日