ファイザー社製ワクチン アメリカ国内で初の正式承認を取得

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ファイザー社製ワクチン アメリカ国内で初の正式承認を取得

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現地時間の8月23日、日本の厚生労働省にあたるFDA(アメリカ食品医薬品局)はファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンの使用を正式に承認すると発表。同社のワクチンは昨年12月に緊急使用が認められ、審査により高い効果と安全性が確認されたことを受け正式に使用が承認されました。新型コロナウイルスワクチンの正式承認はアメリカ国内で初となります。
FDA側はファイザー社製ワクチンの正式承認にあたり、これまで4万人以上に臨床試験を行ったと報告。すでにアメリカ国内で2億回以上の接種が行われ、政府高官は大手企業や教育機関などでの接種義務化がさらに進むとの見方を示しています。同社のワクチンは原則として16歳以上が接種対象となり、12~15歳の方は引き続き緊急使用の許可に基づく接種となります。ファイザー社は今回の正式承認を受けて、同ワクチンを“Comirnaty”(コミナティ)と名付けると発表。今後も世界各国で流通を加速させるとしています。
FDAの統括代理を務めるジャネット・ウッドコック氏は声明で、「ファイザー社製のワクチンは安全性、有効性ともに高い品質基準を満たしている」とコメント。デルタ株による重症化を防ぐ効果は91%と報告し、有効性の高いワクチンであると評価しました。今後も安全性に関する調査を行い、デルタ株に対する効果についても検証を続けるとしています。
FDAの発表を受けた直後、アメリカ国防総省は130万人におよぶ全ての現役軍人に対しワクチン接種を正式に義務付けると発表。地方政府の職員などにも今後対象を拡大する意向を示しました。アメリカでは現時点で全人口の52.1%にあたる1億7,100万人がワクチン接種を完了し、政府は今回の正式承認を受けて接種率の向上に期待を示しています。
なお、緊急使用が認められているモデルナ社製のワクチンも正式承認を申請中で、FDAでの審査を経て今後承認されるものとみられます。

参考元:BBC NEWS
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-58309254