カリフォルニア州デスバレーで気温54.4度を観測 熱波による山火事も発生

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カリフォルニア州デスバレーで気温54.4度を観測 熱波による山火事も発生

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現地時間の7月11日、NWS(アメリカ国立気象局)はカリフォルニア州デスバレーで54.4度の最高気温を観測したと発表。7月9日、10日も54.0度の最高気温が観測され、3日間連続で記録的な猛暑に見舞われています。アメリカ西部は6月末からの断続的な熱波の影響で猛暑が続き、カリフォルニア州北部やオレゴン州では大規模な山火事も発生。気象当局は当該地域に高温警報を発令し、市民に対し強い警戒を呼びかけています。
デスバレーの中心部に位置する温度計は、7月11日午後4時直前に54.4度を観測。同地域では昨年8月16日にも54.0度の最高気温が報告されていますが、さらに上回る暑さが記録されました。デスバレーは北米で最も海抜が低い谷底に位置し、熱波がこもりやすい地形のためこれまでも50度を超える気温が観測されています。
1913年7月10日には56.7度を記録し、世界史上最も高い気温として認定されました。しかし、気象の専門家は「100年以上も前の記録で観測の方法が現代と異なる」として、信ぴょう性が低いとの見解を表明。当時の測定器に関する精度についても調査し、今回デスバレーで観測された気温を史上最高または同水準とするか検証を行うとしています。
なお、世界史上2番目の最高気温は1931年7月にチュニジア中部のケビリで観測された55.0度と認定されていますが、同様の検証が行われるものとみられます。
熱波の原因となっている高気圧はアメリカ北西部で停滞を続け、猛暑の影響で各地の電線に障害が発生。電力供給を行う送電線が停止し、多くの地域で停電が生じました。また、オレゴン州南部では広い範囲で山火事が発生。付近の土地や家屋が焼失するなどの被害が報告されています。
NWSと地元当局は火災による煙が子どもや高齢者の健康に影響を及ぼす恐れがあるとして、一時避難するよう呼びかけました。

参考元:KFGO
https://kfgo.com/2021/07/11/u-s-west-scorches-under-heat-wave-death-valley-reaches-130-degrees/