メモリアルデーを控えた週末 空港や観光地はマスクを外した旅行者で混雑

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メモリアルデーを控えた週末 空港や観光地はマスクを外した旅行者で混雑

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アメリカでは毎年5月の最終月曜日にメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)を迎えます。今年は5月31日となり、メモリアルデーを控えた週末は空港や観光地に大勢の市民が詰めかけました。
フロリダ州マイアミビーチやネバダ州ラスベガスでは多くの旅行者が押し寄せ混雑が続いていますが、大半の方はマスクを着用していません。一部の州や地域では引き続きマスク着用を義務化していますが、アメリカではワクチンの普及と感染者の減少に伴い規制緩和が進んでいます。
TSA(アメリカ運輸保安庁)によると、5月28日に国内で航空機を利用した人数は196万人を記録。コロナ禍で最多と報告し、利用者が1日あたり190万人を上回った日は昨年3月以来となりました。2019年のメモリアルデーには1日あたり250万人が航空機を利用。国内旅行は過去と同様の水準となり、コロナ禍以前の生活を着実に取り戻しつつあります。

一方、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は国内における最新のワクチン接種状況を報告。5月28日時点で国内全人口の50.1%が1回以上ワクチンを接種し、規定回数のワクチン接種完了者は40.2%に至ったと発表しました。5月に入り新規感染者数は大幅に減少し、大半の州で1日あたり1,000人以下となっています。

ニューヨーク市ではメモリアルデーの週末に、市内のビーチや公園に移動式のワクチン接種会場を設置。ブライトンビーチ、ロッカウェイズ、セントラルパーク、ガバナーズ島などの観光地で接種が行われました。ニューヨークのデブラシオ市長は会見で、「街を安全に保つため、私たちはさらに一歩前進します。今後数日間にわたり、ワクチン接種会場となるバスがニューヨーク市内を駆け巡ります」とコメント。市民だけでなく、州外や国外からの渡航者にも積極的にワクチン接種を行う姿勢を示しました。
ニューヨーク州に隣接するニュージャージー州ではワクチン接種を奨励する新しいプログラム“Shots at the Shore”を導入。接種希望者はファイザー社製・モデルナ社製・ジョンソン・エンド・ジョンソン社製から選択が可能で、12~15歳にはファイザー社製のワクチンを投与するとしています。同州における成人のワクチン接種率は70%を超え、バイデン大統領が掲げる目標を達成した州のひとつです。
現在、アメリカ国内の過去7日間における1日あたりの新規感染者数は21,627人となり、前週より約23%減少しています。

参考元 : Cable News Network
https://edition.cnn.com/2021/05/30/health/us-coronavirus-sunday/index.html