バイデン氏 「クリスマスまでに事態の正常化を目指す」 企業もワクチン接種を奨励

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バイデン氏 「クリスマスまでに事態の正常化を目指す」 企業もワクチン接種を奨励

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更新日 : 配信日 :

バイデン大統領は国内の新型コロナウイルス感染状況について声明を発表。「今年12月までに事態の正常化を目指す」と述べ、あらためてワクチン接種を積極的に進める方針を明らかにしました。
現地時間の2月16日、バイデン大統領は就任後の公務として初めて首都ワシントン周辺を離れて中西部ウィスコンシン州を訪問。市民と対話する集会に参加し、質疑応答を行いました。このなかでバイデン大統領はワクチン供給の見通しについて見解を表明。「全国民の接種に十分な6億回分以上のワクチンを7月末までに確保できる」と述べ、計画が順調に進んでいると説明しました。また、いつごろ事態が正常に戻るかという質問に対しては、「このまま計画が順調に進めばクリスマスまでには今とは違う状況になっていると思う」とコメント。引き続きワクチン接種を推進することで、12月には正常化に近づけたい意向を示しました。
新型コロナウイルスワクチンの接種が進むアメリカでは、企業が従業員に対し奨励金や有給休暇を与えて接種を促す動きが見られます。大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドは直営店で働く従業員がワクチンを接種する場合、4時間の有給休暇を付与すると発表。アメリカ国内に1万6,000店以上を展開するディスカウントショップのダラー・ゼネラルも、ワクチンを接種する従業員に対し4時間分の給与を支払うとしています。ほかにも大手スーパーのトレーダー・ジョーズは従業員がワクチンを1回接種するごとに2時間分の給与を支給。同じく大手スーパーのターゲットは最大4時間分の給与を支払い、接種会場に行くための交通費も補助するとしています。
バイデン氏は大統領選を振り返り、「過去4年間、アメリカが世界的に話題となったのはトランプ氏の言動だけであった。これからの4年間はアメリカ市民の正しい行動が話題の中心となることを望んでいる」とコメント。新型コロナウイルスにより荒廃した経済や市民の暮らしを立て直すため、積極的なワクチン接種と大規模な経済計画を行う考えを強調しました。

参考元 : Cable News Network
https://edition.cnn.com/2021/02/16/politics/biden-town-hall-february/index.html