イギリス由来の新型コロナウイルス変異種がアメリカ国内で拡大

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イギリス由来の新型コロナウイルス変異種がアメリカ国内で拡大

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2月7日に発表された最新の研究結果によると、イギリス由来とされる新型コロナウイルスの変異種が、アメリカ国内で急速に拡大していることが明らかになりました。
イギリス由来の変異種は通称“B.1.1.7”と呼ばれ、従来の新型コロナウイルスよりも感染力が強いことが判明しています。アメリカ国内における“B.1.1.7”の新規感染者の割合は9日前と比べ約2倍に増えており、各州の保健当局は市民に対し警戒を呼び掛けました。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、3月までに新型コロナウイルスの変異種がアメリカ国内に蔓延するだろうと予測。世界中でワクチン開発に対する要望がさらに高まるものと見られます。
アメリカ国内で変異種の報告が最も多いのはフロリダ州の187件、次点はカリフォルニア州で145件となっています。今回の研究を担当した複数の関係者は、「新型コロナウイルスの変異種が感染の大半を占めるようになった国と似た傾向がアメリカでも見られます。感染率と死亡率を最小限に抑えるため、直ちに強固な対策を取るべきです」と指摘。加えて、“B.1.1.7”は従来の新型コロナウイルスと比較して約40%も感染力が強いと述べ、十分な警戒が必要であると強調しました。
アメリカでは今冬における新型コロナウイルスのピークは過ぎたとみられ、1日あたりの感染者数は1月中旬から減少傾向にあります。しかし、1日あたりの死者数は3,000人前後と非常に高いまま推移しており、医療機関ではひっ迫した状況が続いています。イギリスで発見された“B.1.1.7”は現在50以上の国と地域で報告され、アメリカ国内ではすでに30以上の州で感染を確認。従来の新型コロナウイルスよりも感染率が高いことは判明していますが、死亡率の比較については明らかになっていません。
現時点で世界に流通しているワクチンは従来の新型コロナウイルスに対し製造されたものですが、ファイザー社、アストラゼネカ社、モデルナ社のワクチンは“B.1.1.7”にも有効との研究発表がなされています。

参考元 : BBC NEWS
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-55986819