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現地時間の7月21日、トランプ大統領は新型コロナウイルスに関する定例会見において「国内のパンデミックは改善する前に悪化するだろう」と発言。感染拡大の歯止めが効かない状況に危機感を表し、「マスクには感染防止効果がある」と述べ全国民に対しマスクの着用を呼びかけました。
トランプ氏はこれまでマスクなどの防護具による効果を過小評価してきました。持論変更の背景には全米各地で新規感染者が急増している状況と、側近が同氏に対し論調を変更するよう求めていたものと見られます。
ホワイトハウスでの定例会見はトランプ氏の「ウイルスの治療には消毒剤の注射が有効なのではないか」との発言に対し、記者から「明確な根拠が伴わない」と指摘された4月以来となります。3か月振りとなった21日の定例会見は原稿が用意された形で行われ、内容に集中して手短に発言し記者との攻防を回避しました。トランプ氏は政府の公衆衛生当局者たちが感染対策として提言してきた言葉を繰り返し、「パンデミックはおそらく改善する前に悪化するだろう」とコメント。さらに、「社会的距離を保てない場合にはマスクを着用するよう全国民にお願いをする」と付け加えました。同日の定例会見は医療専門家たちの同席はなく淡々とした形で進行。トランプ氏は会見の最後に「これ以上の感染を防ぐためにはマスクを着用し、社会的距離を保ち、衛生状態を保つことが重要です。これはアメリカ政府からのお願いです。できるだけ手を洗い、感染リスクの高い人々を守る行動を心がけてください」と呼びかけました。
トランプ氏はメディアの前でのマスク着用に消極的な姿勢を貫いており、この日の会見もマスクを着用せずに行われました。一部の市民からはトランプ氏のマスク着用に対する方針には一貫性がないとの声も上がっており、アメリカでのマスク着用をめぐる論争はしばらく続くものと見られます。
参考元 : BBC NEWS
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-53494766
更新日 : 2024年1月20日
更新日 : 2023年12月24日
更新日 : 2023年10月5日
更新日 : 2023年5月13日