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新型コロナウイルスの感染者がアメリカの一部の州で急増していることを受け、ニューヨーク州のクオモ知事は当該の州から訪れる市民に対し14日間の自己隔離を要請すると発表しました。
現地時間の6月24日、ニューヨーク州と接するニュージャージー州とコネティカット州の各知事も同様の声明を発表。感染が拡大している他州から訪れる市民や渡航者に対し、入州の際に14日間の自己隔離を6月24日深夜から義務付けると述べました。
アメリカでは経済活動を早期に再開した南部や西部の州で5月下旬頃から感染者の増加傾向がみられ、フロリダ州、アリゾナ州、テキサス州などでは一日あたりの新規感染者が急増しています。
経済活動の再開に慎重な姿勢をとっているクオモ知事は会見において、経済活動を早期に再開した州で感染が拡大している状況について言及。結果として経済に再び悪影響を与えていると非難し、「ニューヨーク州は感染拡大の抑制に成功したが、これらの州から再び感染が拡大することは容認できない」と発言。米国内での感染が再び拡大することへの懸念を述べ警戒を強めるべきと主張しました。
ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの3州は入州時に自己隔離を義務付ける対象州の基準を策定。対象州の基準は直近7日間による平均値を基に決定し、陽性者数が10万人あたり10人以上の州またはPCR検査による陽性率が10%以上の州に限定するとしています。
6月24日時点における対象州はアラバマ、アーカンソー、アリゾナ、テキサス、フロリダ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ユタの8州が該当。対象州は感染状況を確認して日々更新されます。
自己隔離の違反者は罰金の対象となり、ニューヨーク州では初回の違反で2,000ドル、2回目は5,000ドル、以降は10,000ドルを科すとしています。
この措置はニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの3州に居住している市民が一時的に対象州に移動した場合も適用されるため、3州の知事は対象州への移動を控えるよう要請しています。
更新日 : 2024年3月25日
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