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現地時間5月16日、ロサンゼルスの中心部で大きな爆発が起こり複数の建物で火災が発生しました。火は2時間後に消し止められ当日中に鎮火しましたが、現在も詳しい原因は明らかになっていません。地元消防局によると、16日午後6時半頃に「平屋建ての建物が燃えている」との通報があり消防車が現場に急行。現場に駆けつけた消防士たちが煙を確認し、火元を特定するため建物の中に入ったところ大きな爆発が起きたということです。
火災の現場はロサンゼルス中心部にある日系人街「リトルトーキョー」とスキッドロウ地区の間で、火元は電子たばこの卸売店と見られています。爆発が起きた建物では可燃性のあるガスを使って大麻草の成分を抽出した大麻ワックスを扱っていたという情報もあり、消防が爆発の詳しい原因を調べています。
火災の模様をビデオ撮影した男性は「燃焼や煙の臭いがした後、大きな爆発音が聞こえました。その後、建物の壁などが崩れ落ち、あたりは煙が充満して騒然となりました」と証言しています。今回の爆発事故で230人以上の消防士が出動し12人が怪我や火傷を負い病院で手当てを受けましたが、いずれも命に別状はないということです。
現場となったロサンゼルス州は全米で最初に新型コロナウイルスによる外出禁止令を発令し、3月19日より都市封鎖を実施。同州の感染者数は米国内で5番目に多いことが報告されていますが、その後の感染が比較的抑えられている状況を鑑み、5月8日には50日振りに外出制限が緩和されました。
人口4,000万人を抱えるロサンゼルス州の規制緩和は一つの節目となりましたが、本格的な正常化の目途は立っていないと同州のニューサム知事は述べています。州内における1日当たりの新規感染者数はまだ増減の波があり、知事は感染状況を確認し段階的に外出制限を緩和していく方針を明らかにしました。
参考元 : Cable News Network
https://edition.cnn.com/2020/05/16/us/los-angeles-building-explosion-fire/
更新日 : 2024年2月3日
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