カリフォルニア州 規制緩和後のビーチに市民が殺到 制限措置の強化も検討

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カリフォルニア州 規制緩和後のビーチに市民が殺到 制限措置の強化も検討

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更新日 : 配信日 :

カリフォルニア州のニューサム知事は現地時間27日の会見において、規制緩和した直後の週末に多くの市民がビーチに詰め掛けたとして制限措置の執行を強化すると述べました。

カリフォルニア州では週末の25日から一部の地域に限り外出制限を緩和したことを受け、オレンジ郡とベンチュラ郡の地元当局は郡内のビーチへの立ち入りを容認。州立公園は引き続き閉鎖となっていることもあり、解放されたビーチに家族連れなど大勢の市民が詰めかける事態となりました。ビーチを開放したオレンジ郡とベンチュラ群は公衆衛生当局の批判を受け、今後の計画を見直すことを発表しています。

同州のニューサム知事は、こうした気の緩みが新型コロナウイルスの感染拡大を招いていると指摘。米国内で最も早く外出禁止令に踏み切り、州全体で協力し被害を抑えてきた状況を改めて市民に向けて語りました。さらに、「このままでは外出制限の緩和時期を遅らせることになる。制限措置を守らない市民が増えることにより、さらなる措置も検討しなければならない」と述べました。家族での散歩や個人による屋外でのジョギングやトレーニングについては、引き続き社会的距離を保った上で認めるとしています。

現地時間の4月27日時点で確認されているカリフォルニア州の感染者数は44,900人を超えており、1,770人以上の死者が報告されています。米国全体における感染者数は100万人を超え、死者数は58,000人以上となっており、世界で最も多くの感染者数と死者数が報告されています。

米国では3月下旬から急激に感染が拡大し、4月10日に感染者数は50万人を突破。全米50州のうち最も大きな感染被害が報告されているニューヨーク州の感染者数は30万人近くにのぼり、死者数は20,000人を超えています。米国内の多くの州では自宅待機命令など外出規制が施行されていますが、南部の一部の州では段階的な規制緩和を進めています。美容院や映画館などは条件付きで営業が再開され、少しずつ元の暮らしを取り戻そうとする動きが見られます。

参考元 : Newsweek
https://www.newsweek.com/california-governor-newsom-scolds-beachgoers-flouting-coronavirus-social-distancing-rules-1500543