米南部で大規模な竜巻 ミシシッピ州など10州以上で停電 死者30人以上

スマホでESTA申請はこちら 出発の72時間前までにお願いします
Menu

米南部で大規模な竜巻 ミシシッピ州など10州以上で停電 死者30人以上

  • 新型コロナウイルス
  • 気象情報

更新日 : 配信日 :

現地時間の13日、米国南部で激しい竜巻が発生し、複数の州で少なくとも30人以上の死者が報告される惨事が起こりました。これまでの報告によるとミシシッピ州で11人、サウスカロライナ州で9人、ジョージア州で8人の死者が報告されています。ルイジアナ州では竜巻により数百世帯が全半壊の被害を受け、南部の10州以上で停電が発生しましたが医療機関への影響はないとのことです。

12日から13日未明にかけて南部と東部の約20州では大荒れの天気が予想されており、ミシシッピ州、アラバマ州、ルイジアナ州に竜巻警報が出されていました。テキサス、ルイジアナ、ミシシッピの3州では12日だけで10回以上の激しい竜巻が観測されています。甚大な被害が報告されたミシシッピ州の緊急事態対策局によると、同州では12日にウォルソール郡で1人、ジェファソンデービス郡で3人の死亡を確認。コビントン郡では消防や警察が総動員で被災現場に出動する事態となりました。米国立気象局(NWS)はミシシッピ州の一帯に大規模な竜巻への警戒を呼びかけており、特にミシシッピ州コビントン郡とジェファソンデービス郡の一部に最も高いレベルの竜巻警報を発令。風速51~74メートルにおよぶ猛烈な竜巻が発生する恐れが大きいと予測していました。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、ミシシッピ州の避難所では手指消毒剤を用意し、避難した住民にはマスクの着用と他人との間に距離を置くよう呼びかけています。アラバマ州知事は12日夜の悪天候を見越して非常事態を宣言し、危険が及ぶとして新型コロナウイルスに関する措置を一時的に中止しました。ミシシッピ州知事も同日にツイッターを通じて「気象局が異例の警報を発令しました。特に州の北部と中央部では激しい竜巻に警戒してください」と発信し、自宅での避難を呼びかけていました。

参考元 : Cable News Network
https://edition.cnn.com/2020/04/12/weather/easter-sunday-weather-tornadoes-storms/index.html