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ハワイ島コハラ山で“‘ua‘u”の巣穴とヒナを初めて発見

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更新日 : 2019年12月23日 配信日 : 2019年12月23日

ハワイ州土地自然資源局の調査チームは10月下旬、ハワイ島コハラ山の“Pu‘u O Umi“自然保護区にて絶滅危惧種であるハワイ在来の海鳥“ハワイシロハラミズナギドリ(現地では「‘ua‘u」と呼ばれている)“の巣穴とヒナを発見しました。この発見により、コハラ地区にハワイシロハラミズナギドリのコロニーが存在するということが証明され、米国内外の野鳥保護団体などから注目を集めています。
DLNRの森林鳥類野外監視官であるAlex Wang氏は次のように述べました。
「数年前、Windword koharaの奥地の集水域にフェンスを建設している際にハワイシロハラミズナギドリのさえずりが聞こえたのです。さえずりはその地域で繁殖していることを示しますが、巣穴とヒナを見つける1カ月前までは繁殖の様子を確認することができませんでした。2016年に調査に参加した際に繁殖場所を正確に把握しようとしましたが、踏み入りが困難な場所にあるため年に数回しか訪れることができず新たな調査方法を模索していたのです。」
調査チームはハワイシロハラミズナギドリのコロニーを確認するため、夜間に赤外線の暗視装置を使用してハワイシロハラミズナギドリの生態調査を試みました。まずは調査エリアを絞り込むため、“Song mater”と呼ばれる音響解析装置をフィールドに数カ月間設置。その結果、ワイマヌ渓谷の裏側から鳴き声が集中したためその周辺を中心に調査を開始しましたが、その面積は広大なため調査は困難を極めました。
そこで、調査対象が異なる他組織の専門家に相談したところ、ハワイシロハラミズナギドリの体にGPSタグを埋め込み巣穴の位置を特定する方法を思いついたのです。夜間にライトでハワイシロハラミズナギドリを誘引し、2羽の成鳥の背中に特殊なGPSタグを埋め込むことに成功しましたが、データは1羽から取得することができず、さらに残念なことにそれは繁殖していない個体でした。
これまでの経験を踏まえ、今年の8月には別の4羽の個体にGPSタグの取り付けに成功し、この位置データを元にした調査が今回の巣穴とヒナの発見に繋がったのです。今回の発見にあたり、ハワイ島自然保護区のマネージャーであるNick Agorastos氏は次のように述べています。「生息地を回復するために働いている情熱的で献身的な人々の希望のとなるニュースに喜んでいる。今後もハワイで絶滅の危機に瀕している鳥類に対する保護や取り組みを強化したい。」
ハワイシロハラミズナギドリは全長約40センチメートル、翼長は約90センチメートルで、翼や尾の上面は黒色、翼下面は白色のハワイ在来の海鳥です。多くの自然が残るハワイではこうした絶滅危惧種に対する保護や調査が活発に行われており、市民や訪れる観光客に向けて活動の協力を呼び掛けています。

参考元:ハワイ州ウェブサイト
http://dlnr.hawaii.gov/blog/2019/11/20/nr19-197/