ビザ免除プログラム(VWP)とは

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ビザ免除プログラム(VWP)とは

ビザ免除プログラムとは

ESTA申請:ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)とは

ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)とは、アメリカ政府が定めた国・地域の市民のみ利用が認められるビザ免除制度です。対象国の市民はビザを取得せずに最長90日以内の米国滞在が認められますが、渡航目的は観光や短期商用に限られます。VWP対象国の市民が一般的な観光を目的として渡米する際は、電子渡航認証ESTA(エスタ)を申請し「渡航認証許可」を取得してください。また、渡米に際しビザの取得も可能ですが、多くの書類提出と領事官との面接が必要となるため申請から取得までに1か月以上かかることが予想されます。就労や留学を目的として渡米する方はビザの取得が必須となりますので、早めに申請手続きを行いましょう。
現時点におけるビザ免除プログラム(VWP)の該当国は以下の通りです。

  • ドイツ
  • フランス
  • フィンランド
  • エストニア
  • デンマーク
  • チェコ
  • チリ
  • ブルネイ
  • ベルギー
  • オーストリア
  • オーストラリア
  • アンドラ
  • オランダ
  • ニュージーランド
  • ノルウェー
  • ポルトガル
  • 日本
  • 台湾
  • 韓国
  • サンマリノ
  • シンガポール
  • スロバキア
  • スロベニア
  • スウェーデン
  • スイス
  • スペイン
  • アイルランド
  • アイスランド
  • ハンガリー
  • ギリシャ
  • イタリア
  • モナコ
  • マルタ
  • ラトビア
  • リヒテンシュタイン
  • リトアニア
  • ルクセンブルク
  • イギリス
  • ポーランド
  • クロアチア
  • イスラエル

※2023年11月7日より、イスラエルが加入しました。
※イギリス国民のビザ免除プログラム(Visa Waiver program)取得はイングランドのほか、ウェールズ・スコットランド・北アイルランド・チャネル島・マン島の永住権保有者に限ります。

ビザ免除指定国のプログラム参加への基準は、移民国籍法(Title 8 U.S.C. §1187)で定められております。基準は非入国移住者ビザの非常に低い拒絶率とパスポートの安全性に基づいております。

ビザ免除プログラム適用の国別開始年月日

  • 1988年7月1日 イギリス
  • 1988年12月15日 日本
  • 1989年7月1日 フランス
  • 1989年7月1日 スイス
  • 1989年7月15日 ドイツ
  • 1989年7月15日 スウェーデン
  • 1989年7月29日 イタリア
  • 1989年7月29日 オランダ
  • 1991年10月1日 アイスランド
  • 1991年10月1日 アンドラ
  • 1991年10月1日 オーストリア
  • 1991年10月1日 ベルギー
  • 1991年10月1日 デンマーク
  • 1991年10月1日 フィンランド
  • 1991年10月1日 リヒテンシュタイン
  • 1991年10月1日 ルクセンブルク
  • 1991年10月1日 モナコ
  • 1991年10月1日 ノルウェー
  • 1991年10月1日 サンマリノ
  • 1991年10月1日 スペイン
  • 1991年10月1日 ニュージーランド
  • 1993年7月29日 ブルネイ
  • 1995年4月1日 アイルランド
  • 1996年7月29日 オーストラリア
  • 1997年9月30日 スロベニア
  • 1999年8月9日 シンガポール
  • 1999年8月9日 ポルトガル
  • 2008年11月17日 韓国
  • 2008年11月17日 チェコ
  • 2008年11月17日 エストニア
  • 2008年11月17日 ハンガリー
  • 2008年11月17日 ラトビア
  • 2008年11月17日 リトアニア
  • 2008年11月17日 スロバキア
  • 2008年12月30日 マルタ
  • 2010年4月5日 ギリシャ
  • 2012年11月1日 台湾
  • 2014年3月31日 チリ
  • 2019年11月11日 ポーランド
  • 2021年12月1日 クロアチア
  • 2023年11月7日 イスラエル
ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)

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ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)ご利用条件

ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)を利用してアメリカへ入国する際は、以下の条件を満たす必要があります。

  • ESTA(エスタ)を申請し「渡航認証許可」を取得済みであること。
  • 米国内での滞在期間が90日以内であること。
  • ビザ免除プログラム(VWP)参加国の市民であり、期限が有効なICチップ搭載のパスポートを所持していること。
  • 渡航目的が、観光・商用・乗り継ぎ(トランジット)・短期研修・契約交渉・知人宅への訪問・報酬がないイベントやコンテストへの参加に該当すること。
  • 海路および空路で入国の際は、次の目的地または往復の乗船券・旅行券を所持していること。
    eチケットを利用の際は、旅行日程が記載された書面の提示が求められます

ESTA(電子渡航認証)について

ESTA(エスタ)とは、ビザを取得せずに観光や短期ビジネスを目的として渡米する方を対象とした電子渡航認証です。DHS(アメリカ国土安全保障省)の管轄により2009年1月より導入され、国外からの渡航者に対しオンラインでの事前申請を義務付けました。ESTA(エスタ)はアメリカ政府が定めるビザ免除プログラム(Visa Waiver Program:VWP)の一環で、現在41か国の市民が対象となっています。最長90日以内の米国渡航を希望する方は少なくとも出発3日前までに申請手続きを済ませ、「渡航認証許可」を取得しなければなりません。また、滞在期間が90日以内でも就労や留学を希望して渡米する方は、ESTA(エスタ)申請の対象外となるため米国大使館・領事館にてビザの取得をご検討ください。ESTA(エスタ)申請フォームの入力時間はおよそ10分で、質問事項では犯罪歴の有無など9項目に対する回答が求められます。1つでも「はい」に該当する方は、ESTA(エスタ)を利用しての渡米が認められないため注意が必要です。ESTA(エスタ)に関する詳細は「ESTA(エスタ)とは<電子渡航認証システムについて>」をご確認ください。

ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)に有効なパスポートの条件

ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)を利用する際は、以下の条件をご確認ください。

有効なパスポートについて

  • ICチップ搭載のEパスポートを所持している。
  • 期限が有効なパスポートを利用してESTA(エスタ)申請を済ませ、「渡航認証許可」を取得している。
  • 残存期間が90日以下の場合は、有効期限日までにアメリカから退去する意志を証明できる。

アメリカへ渡航する際は原則として、滞在期間に加えて6か月以上のパスポート残存有効期間が求められます。ただし、ビザ免除プログラム(VWP)参加国の市民は“Six-Month Club”制度の対象となり、パスポートの残存有効期限が6か月以下の場合も渡米が認められます。Six-Month Clubに関する詳細と対象国は、「Six Month Clubの要件について」をご確認ください。

これまでの渡航歴について

  • 2011年3月1日以降にイラク、イラン、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメン、キューバへの渡航または滞在歴がないこと。
  • ビザ免除プログラム(VWP)対象国の市民は、イラン、イラク、北朝鮮、スーダンまたはシリアいずれかの国籍を有する二重国籍者でないこと。

2015年のテロリスト渡航防止法の改定により、上記に該当する方は原則としてビザ免除プログラム(VWP)を利用しての渡米は認められません。ただし、ビザ免除プログラム(VWP)対象国の軍または正規政府職員として公務遂行を目的に渡航した場合のみ、例外として認めています。詳細は「ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)テロリスト渡航防止法」をご確認ください。

陸路でのアメリカ入国

これまでESTA(エスタ)は陸路でアメリカへ入国する際に限り申請は不要でしたが、2022年10月1日より条件が改定されました。同日より日本を含むVWP(Visa Waiver program)参加国の市民は陸路で入国する際もESTA(エスタ)の取得が必須となりましたので、必ず渡航前に申請を済ませましょう。また、カナダやメキシコから陸路で入国する際に提出を義務付けていたI-94W用紙は撤廃され、現在は専用ウェブサイトより事前申請を推奨しています。

ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)テロリスト渡航防止法

ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)では2011年3月1日以降にソマリアまたはイエメン、シリア、リビア、イラク、イラン、スーダン、北朝鮮、キューバに渡航または入国した方は、ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)を利用して米国入国をすることは出来ません。ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)参加国の国籍の他、スーダン、シリア、イラク、イラン、北朝鮮のいずれかの二重国籍者もビザ免除プログラムを利用し米国入国をすることが出来なくなりました。また、以下の条件にあてはまる渡航者は免除となる可能性がございます。

  • イエメン、リビア、ソマリア、スーダン、イラク、イラン、シリア、北朝鮮、キューバに政府・地域・国際機関の公務をおこなう為に入国した場合
  • イエメン、リビア、ソマリア、スーダン、イラク、イラン、シリア、北朝鮮、キューバにNon Governmental Organizationや人道支援の目的で入国した場合
  • イエメン、リビア、ソマリア、スーダン、イラク、イラン、シリア、北朝鮮、キューバに報道を目的とするジャーナリストとして入国した場合
  • 2015年7月14日以降に商用目的のためイランに入国した場合
  • 商用目的のためイラクに入国した場合

ビザ免除プログラムVWP(Visa Waiver program)を利用できない方

下記のいずれかに該当する方は原則としてビザ免除プログラム(VWP:Visa Waiver program)の利用が認められないため注意が必要です。

  • 現地での就労や留学目的で渡米を希望する方
  • 理由を問わず、アメリカ国内で90日以上の滞在を希望する方
  • 起訴を含む逮捕歴がある方、または重大な犯罪歴がある方
  • 何らかの理由により過去にアメリカ入国を拒否された方
  • 過去にオーバーステイ(不法滞在)の履歴があり、強制送還された方
  • 特定の伝染病を患っている方

上記に該当する方はESTA(エスタ)申請の対象外となるため、「渡航認証拒否」の通知が届く場合があります。該当する方は、在日米国大使館・総領事館にて目的にあわせたビザの取得をご検討ください。
また、カナダ・メキシコ・英領バミューダ諸島は、アメリカのVWP(ビザ免除プログラム)に参加していません。米国移民国籍法にはカナダおよびバミューダ諸島の市民がビザを取得せずに渡航する場合に限り、特定の条項を定めています。詳細はアメリカ国務省の“Citizens of Canada and Bermuda:Visa Requirements – Citizens and Permanent Residents of Canada”(カナダおよびバミューダ市民と永住者の方へ:ビザに関する要件)をご確認ください。 

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更新日 : 2023/11/08